従来の1000BASE-Tより高速なネットワーク規格「10GBASE-T」 このページでは高速なデータ転送に必要な情報をご紹介します。
10GBASE-Tと従来の1000BASE-Tとの比較
※規格の公称値のため、環境の違いなどにより計測される数値は異なることがあります。
10GBASE-Tでは1000BASE-Tと比べて規格上10倍の転送帯域を持つことで、より高速なデータ転送が可能です。
4K画質の動画や大規模な開発環境など、ネットワークで大容量のデータを共有する場面で効果を発揮します。
高速な通信を生かすには…
ケーブル・機器
10GBASE-Tでは一般的なRJ-45コネクタを使ったCAT6A以上のLANケーブルが必要です。
下記の表のように上位のケーブルには十字介在やシールドを入れることで太くなり、
曲げにくい構造になっていますので余裕を持った配線になるようにご注意ください。
また、ネットワークを構築しているHUBなどもすべて10Gigabitに対応している必要があります。
カテゴリー |
CAT7 |
CAT6A |
CAT6 |
CAT5e |
CAT5 |
通信速度 |
10Gbps |
10Gbps |
1Gbps |
1Gbps |
100Mbps |
伝送帯域 |
600MHz |
500MHz |
250MHz |
100MHz |
100MHz |
イーサネット規格 |
10GBASE-T 1000BASE-TX 1000BASE-T 100BASE-TX 10BASE-T |
10GBASE-T 1000BASE-TX 1000BASE-T 100BASE-TX 10BASE-T |
1000BASE-TX 1000BASE-T 100BASE-TX 10BASE-T |
1000BASE-T 100BASE-TX 10BASE-T |
100BASE-TX 10BASE-T |
線の構造 (ケーブル断面) |
内部の撚線もシールドで 覆う二重シールド構造 |
外被下にシールドを入れて 外部からの電磁波を防ぐ |
十字介在で撚線同士の 距離を取り電波干渉を防ぐ |
4対の撚線構造 |
PCのストレージ
※速度は公称値です。環境の違いなどにより計測される数値は異なることがあります。
SATA SSDでは読込・書込速度がネットワークの最大速度を下回るため、ボトルネックとなり
10Gigabit Ethernetの能力をフルに生かしきる事ができません。
性能を最大限活かしきるためには、高速なストレージのNVMe SSDをお勧めいたします。
まだ10Gigabit Ethernetの環境がそろえてない方は…
拡張カードは10G以外にも5G/2.5G/1G/100の各転送規格に対応しています。
将来的な10Gigabitのネットワーク導入を見据えて、拡張カードのオプション選択を是非ご検討ください。
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